LGA775マシン組みっ
04/09/23

 いい加減、私のPCは性能が取り残されてきた、新しいマシンを組みたいっ。

 というころで、新しいマシンを組むことにしました、スペックはというと……。

CPU : Pentium4 540(3.2G)
MB : ASUSTeK P5AD2 Deluxe
メモリ : DDR2-533 512MB *2 (計1G)
HDD : Seagate ST3200822AS 200G *2(計400G)
DVD-R : DVR-A08-J(DVD±R X16 DVD+R DL X4)
Video : GeForce PCX 5750 256MB (ELSA GLADIAC PCX736)
Sound : Creative Professional E-MU 0404
Key : Logicool iK-37SE
Mouse : Logicool CLK-31BL
Power : Zippy-460WS S-ATA
CASE : MT-PRO4000 MUSCLEBACK Ivory
OS : Microsoft Windows XP Pro OEM版 (SP2)

 インフルエンザの様に発熱するというPrescottの上に、不具合でまくりのXpsp2、メモリは、DDRと比べて優位性が出ない割に高い値段のDDR2……と、そのほかにも出盛りのばかりで、ハード的にもソフト的にも人柱なマシン構成になってしまいました。

 ……あたらしいアーキテクチャーなら、何でも良かったです(w

 ま、むしゃくしゃもしていないし、反省もしてないので、早速組み立てに入りました。

 早速、マザボを取り出し、CPUソケット(……ソケットとはもう言わないのか?)をのぞいてみる。

 噂に違わないソケットです。細かいピンがびっしりで、いかにも壊れそう。マザボ付属の解説書にも「触れると壊れます」と脅しにも近いメッセージ。

 ……もう少し、丈夫にならんか。

 ソケット5くらいの時代はCPUのピンを曲げてもラジペンで簡単に戻ったのだが……これを曲げてしまっては、とうてい元には戻らないだろう。

 こんなものをいつまでも放置しておくのは不安なので、まっさきにCPUを取り付ける。

 

 これはあっさりうまく行った。私は先天性不器用な為、ソケットだとなかなかうまくピンが穴に入ってくれず、苦労した覚えがあるのだが、これはあっさりとはまってくれる。

 ……もっとも、穴にはまってくれない分、「本当に正しく装着されているのか?」という不安は消えない。特にレバーを押し下げるときは、いつか「パキッ」と音がするんじゃないかと冷や冷やものでした。

 引き続き、CPUクーラーの装着だが、こっちの方が手間取った。CPU四隅の穴に差し込んで、ピンをぐいっと押すだけなのだが、これがなかなか「パチン」と音がするまで下がってくれず、汗を流しながらの装着。

 さて、次はメモリを装着してみる。コストが高めのDDR2であるが、チップセットが925の為、他の選択肢はない。ブランド物を買うと、512*2で4万は行きそうなので、不安を抱えつつも、ノーブラを選択。

 カバーとかに覆われているのを想像したのですが、丸裸。しかもチップが異様に小さく感じる。プロセスルールが小さくなっただけだろうか? 不安を覚えつつも装着。装着の仕方はいままでの物と代わりはないので、あっさりとはまった。

 他にも、拡張ボードをさしてこんな感じに。PCIは3スロットあるのだが、一番上はPCIexpress*16と干渉しそうな位置にあったので、とばして設置する。

 ……マザーについてきた解説書にも「一番左側の拡張スロットはご使用にならないでください」とつれないメッセージ。

 なら、そんなところに配置するな!!

 

 キャプチャーカードは前のPCについていた物を流用。まあ、PC録画なんてものはあまり考えていなく、簡単な取り込みや干渉が出来ればいいので、あまり深くは考えていない。オーディオカードには、内部コネクタが無いと言うことなので、外のケーブルで接続するが……X-CARDという内部コネクタが有るのを発見。もちろん取説には何の記述もない。一応、キャプチャーのコネクタとつないでみる(結局、使えなかった)

 

 下に見える二つのスロットはPCIexpress*1の物。現在、何も持ってないので、空ですが……キャプチャーあたりが先に普及するだろうか?

 ここまでくれば、あとは従来のシステムと変わらない。マザーをケースに固定して、HDDをくっつける。これはSATAだけど、あまり悩むところはない。個人的には電源コードがつけやすくなったので良かった。フロッピーのコネクタは1番ピンに注意して取り付け、電源コードをぶっさし(これも24ピンに変わってるが悩むところではない)、LEDやスイッチのコネクタ(相変わらず付けにくい)、全面のIEEE1394,USB2のコネクタを取り付ける。

 ……放熱大丈夫か?

 SATAのメリットはコードがすっきりしてケース内循環OK! ってのがあったと思うが、このシステムでは電源コードが増えているので、その優位点が綺麗さっぱり相殺されているような気がする。

 まあ、電源ケーブルを束ねれば何とかなるレベルだろうか? では、電源を入れてみる、ぽちっとな。

 

 CPUの装着にかなり不安があったのだが、ビープ音がでるころなく、あっさりと立ち上がった。さて、BIOSの設定をしてみますか。

 CPUもメモリも(実はスロットの位置を間違えて、シングルチャンネルになっていた、後で位置を変更してデュアルチャンネルにした)正しく認識している。ここまで苦労した割には、特に問題ないにゃー。

 と、ここで、CPU温度の項目があった。まあ、BIOS上でみられる温度は当てにはならないが参考程度にみておくか。

 Prescottの発熱ぶりはいかに。

 

 ……。

 ……はい?

 70℃って……70度?

 負荷もかけていないのに、いきなり高温、さすがPrescott……って、違うーー!! いくら何でもあり得ない。

 この状態でOSのインストールが出来るはずもなく、電源をあわてて落とす。

 こういうときは、大体がCPUクーラーが問題だ、ファンが回っていないとか、正しく設置されてないとか。

 そこで一度ばらして、CPUファンの状態を確認するが、正しく設置されてる、もちろん、ファンが動いていることも確認済み。何かの見間違いかと、もっかい電源を入れてみる。

 ……72℃。

 さっぱり原因がわからない。最大のトラブルにちょっとワクワクしだすが、このままではCPUの寿命が縮むだけだ。そこで一回CPUファンをはずしてみる。可能性は低いが、間になにか挟まったのかも。

 

 ……えーと。

 この状態は何?

 このリーテルのCPUクーラーには、最初から熱伝導材が塗ってあったので、何も疑わずにそのまま設置したのだが……氷で冷やした後のガムの様な状態になっている。CPUクーラー側のをさわってみるとボロっと崩れ落ちる。

 ……これで冷えるはずがない。つーか、熱伝導阻害材になってるとしか思えない。とりあえず、これらは丁寧に除去して、手持ちの熱伝導グリスを塗ってみる。で、元通り組み立てて電源ON。CPU温度をみてみると……。

 やはり、貴様が原因か!

 つーか、いずれこのファン自体を交換しよう。そう、心に決めてOSのセットアップ開始。

 不安いっぱいのXPsp2でしたが、これはあっさりとインストール出来、ドライバその他も問題なし。ハード的にはちょっとトラブルがありましたが、ソフト的にはほとんど問題なく動きました。

 オーバークロック無しで、ベンチを取ってみると……。

 スーパーπ104万桁:39秒

 AquaMark3(1024*768):24fps

 Final Fantasy XI(High):3900

 ……と、まあ、スペック通りで、あまりおもしろい結果は得られなかった。ちなみにCPUを100%で動かし続けたところCPU温度は65℃まで上昇……やっぱ、発熱は多めの様だ。それでも平常時で52℃くらいなので、まあ、許容範囲。

 騒音も、あちこちのファンが自動的に回転数を抑えてくれるので、気になるほどの音量にはならない。起動時にはすごい爆音を聞かせてくれ、あれが続いたら、とうていまともには使えないだろうと思われるがそれは安心。これからは、回転数制御は必須になるのかも……。

 

 次は水冷に挑戦だろうか?

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