第4巻 桜の章 瑞佳・繭
タイトルロゴ後のタイトル画面は、3巻と同じ。とりあえず、普通に全編再生してみる。
スタートは、もう何度も出てきた、幼い頃の浩平と瑞佳のシーン。ん、ちょっと台詞(※1)が増えてるか? で、現代の浩平と瑞佳のシーン。浩平が、瑞佳に「必ず帰ってくる」と、約束。「約束?」と聞き返す瑞佳に「ああ、永遠の盟約だ」と返す浩平。
ん?
永遠の盟約という言葉が出てきたのはいいが、これは過去の約束の話をしているのか? 今の浩平と瑞佳の約束にも聞こえるんだが……。
またシーンが飛んで、瑞佳の下校シーン。校門のところで、時間を気にしながら「約束をしていたのに……」とぼやいてから一人で帰る瑞佳……。うーん、相手が浩平なら何時間でも待つと思うのだが……(※2)。
なにはともあれ帰り道(※3)、やっと登場の繭。ナチュラルに瑞佳と同じ制服を着ています。うわ、学年の設定(※4)まで変えちゃったよ……。うずくまって泣いてます、普通(※5)に。そのまま出会いのシーンかと、思いきや、例によってシーンは飛ぶ。あ、瑞佳が浩平のこと忘れちゃった(※6)……。
で、再び繭が瑞佳に泣きつく。甘味処(※7)で落ち着かせたようだが。なにやら、氷上は思いついたように独り言……。「思い出すたびに悲しくなって……あ、だから忘れ去ってしまう」。それは、それで正しそうだが、永遠の盟約による消失もそうだと言いたいのか?
で、各キャラと浩平のすれ違い(※8)のシーン。どうやら、忘れ去られているようだ。というより、澪の落とした色鉛筆が拾えなかったところを見ると、存在自体が希薄な模様……(※9)。
そして、遂に瑞佳が氷上の一言で、浩平の事を思い出す! おお! 一方、浩平の方は、なぜかみゅーの墓に桜の花びらを降らせている(※10)。で、動物的な勘なのか、繭が存在が希薄なはずの浩平と、普通に会話をする。で、そのまま、「わすれないで」と言い残して消える……って、これだけかよ! 繭とのシーンはっ! これじゃ、絆なんて作れる訳無いだろう! せめて、ハンバーガーくらい奢ってやれ! ハンバーガーくらい!
そこへ、瑞佳が到着するも、一歩遅れ。繭に「いっちゃった」と言われる。そして、瑞佳は夕焼けに向かって「わたしは忘れない」と誓う(※11)。そこへ、クラクションを鳴らしながらバスが通り過ぎると、何故か、夕焼け空が、青空に!! 瑞佳も「は…?」と。事態の異常さに気づく。季節も、春から夏に変わっているように見えるのだが……時間切り替えは、演出じゃなかったの?
あわてて自転車に乗り向かった先は、みさおが入院していた病院。って、廃墟になってる!? なんで? しかも、何故か、水に投げ込まれたカメレオンのおもちゃが、水の中で、橋にぶつかる。というか、町が水中に沈んでいる!? なんで!? なんで!? なんで!?
疑問がやまないまま、水面に向かって「永遠なんてなかったんだ……」と、ONEの根本の台詞をつぶやく浩平に、瑞佳が近づく。「誰?」 「忘れちゃった?」 って、浩平が、長森のことを忘れてるんかい! それはゲームが違う(※12)ぞ!
で、さりげなく、桜のシーンに戻った状態で、長森向かって「瑞佳!」と飛び込む浩平。
お わ り
へ?
わからん!! さっぱり、わからん!!
この章は謎が明かされるんじゃなかったのか!? 全然、謎が解明されてないぞ!! つーか、最後までわからないことが増えたぞ!! ころころ時間が変わって、瑞佳が、浩平を追って「えいえんのせかい」に飛び込んだとしか思えない(※13)ぞ!
ええい! 百歩譲って、浩平が帰って来て、無事瑞佳の元にいけたとしよう。ほかのキャラどうした!? フォローなしかっ! というか、繭! 全然語られてないぞ! 扱いが小すぎっ!
さて、そんな所で、今回分かったことをまとめると……。
1)わからん!
ああっ! ほんとにわからん。繭のフェレットが、みゅーだった、という事くらいしかわからん!! 俺の理解力が低いのかっ!? そうなのかっ!?
最後まで、みりゃなんとかわかるんじゃないかと思っていたが、甘かった。甘すぎた。激甘ワッフルくらい甘かった。
なんというか、最後に争論とか、全体としてこういう話だったんじゃないかな? とか言おうと思ったけど、わかりません! 「浩平が、いろんなキャラと関わりをもあったあげく、それぞれの前から消えて、最後にどっかで瑞佳と再会しました」くらいしか、わかりません。
って、状態で、混乱していると、ONE2のCMなんぞ流れて、ダメージ倍増。
体力の限界。
※1 「こうへいくん……」って奴とか…。
※2 どーでもいいが、この時の氷上の演奏シーン。どうみても、南国調の建築物なんだが……どこ? なんでもアリなんか? この学校は。
※3 この並木道、すっごく怖いんですが……。なんで、こんな場ばっかりなんだ?
※4 もちろん、本編では「中学生でした♪」とか口が裂けても言えないが、明らかに下の学校だろう。というか、文からすると、小学――。
※5 本編なら、みゅーみゅー泣くだろう。ところで、桜の木の根本に埋めていたが、後に氷上や瑞佳が会話で「雑木林に」と言っていたが、少なくとも、「桜」は雑木じゃ無いと思うのだが。
※6 本編でこれをやると、ゲームオーバーだ。
※7 繭! 箸の使い方が変だぞ! 瑞佳も注意してやれよ(笑
※8 ところで、一人でお参りをしているみさき先輩のシーンがあったが、杖などもなしで、よく一人でお参りが出来るもんだ……。やっぱ、心眼?
※9 本編にはこうしたシーンは出てこない。浩平にぶつかった人が、それを何とも思わないと言うシーンはあったが。それにしても、浩平がそういう状態だとすると、その状態で目が見えないにもかかわらず、ふと浩平のいる方に目を向けたみさき先輩は素晴らしい。
さらにどうでもいい話。色鉛筆をすり抜けてしまうのなら、遮断機とかいちいち持ち上げずに、そのまますり抜けてしまえばいいのではないだろうか? つーか、持ち上げられないじゃん。一瞬だったのか?
※10 いつの間にかこんな技を身につけた……。
※11 あんたさっきまで忘れてたやん。
※12 秋桜の空に
※13 妙に納得できるところがあっていやだ