タイトル | なかない猫 | |||
メーカー | 彩文館出版 | |||
ゲーム種別 | 18禁 | ゲームジャンル | ADV | |
ゲーム性 | 普通 | シナリオ区分 | シリアス | |
シナリオ評価 | B+ | キャラクター評価 | C+ | |
グラフィック評価 | B- | システム評価 | B | |
魅力 | B | 総合評価 | B | |
コメント | うーん、何ともコメントに困りそうなゲームだ……。いや、ぼや いていても始まらないので、レビューを書いていこう。 まずは、いきなり血のシーンから始まります。ということで、血 が駄目な方は見れないです。まあ、お約束の回想シーンですね(微 妙に違うけど)、ちょっと安易かも知れない。その後は、主に主人 公の記憶を中心に話が進んでいきます。どことなく「痕」的な雰囲 気です。 CGは、立ち絵と一枚絵の差が激しいです。一枚絵の出来は良い んですが立ち絵がダメ、パターンも少ない。ここしばらくのゲーム は、どこも立ち絵に力を入れているので余計に酷く見えます。 システム的には、可もなく不可もなくといった出来。CG回想、 イベント回想などあって、問題のないできです。 で、BGMの使い方というか、演出。これがはっきり言って悪い です。つまり、BGMとシーンがあわないんですね。シリアスなシ ーンでコミカルなBGMを出されても……と思います。 キャラは、どれもありきたりです。しかも、シナリオに負けてい て弱いです。うーん……。 総じていうと、文章は丁寧に書かれているし、シナリオも決して 悪くないのですが、どうも安易です。いかにも簡単にこういうシー ンを作りあげました、って感じです。ゲームはしっかりしているの に企画で失敗したんじゃないか? と思えます。うーん、もう少し ちゃんと企画していれば、文章力の良さも生きたのに……という感 想です。 |