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第8章

》 3匹の子豚? 《

※ このSSは、KEY制作Kanonを元にしています。引用文・作品名・名称などの著作権はすべてKEYが所持しています。

※ あ、あとゲームやってないとたぶん、というか絶対意味不明です。ぜひ買ってプレイしましょう(18歳以上になってからね)。




あるところに秋子さん豚と三匹の子豚の姉妹が住んでいました。

秋子さん豚(以下、秋子)「にあいますか? この姿?」

栞豚(以下栞)「わ、豚さんかわいいです〜」

あゆ豚(以下あゆ)「わ、秋子さんも、栞ちゃんも可愛いよっ!」

舞豚(以下舞)「…ブタさん。」

舞「ぶー」

 

ある日のこと、秋子さんが子豚達にこう言いました。

秋子「みんな、もう大きくなったから、自分で、家を建てて暮らしたらどうかしら?」

舞「…嫌いじゃない」

栞「わ、一人暮らしですか?」

あゆ「うぐぅ、ご飯…」

3匹の子豚は大はしゃぎです。

栞「じゃあ、みんなで自由に家を造るというのはどうでしょう」

秋子「了承」

舞「…アリクイさんのぬいぐるみ、持っていってもいい?」

秋子「了承」

あゆ「…ご飯」

秋子「だけど、くれぐれも言っておきますけど、祐一さんに食べられないように注意するんですよ」

栞「…食べられる」

何故か、顔を赤くする栞。

秋子「…もし、祐一さんに変なことをされそうになったら、悲鳴をあげてくださいね」

あゆ「わ、変な事って……」

同じく、顔を赤くする。

舞「…ブタさん」

こっちは、変わらない。

 

★      ☆      ★

 

こうして、それを聞いた子豚達はそれぞれに自分の家を建てました。

栞は力がなかった物で柔らかい物で家を造りました。

栞「出来ました」

秋子「これは…」

栞「アイスクリームで出来た家です」

何故か恍惚となる栞。

秋子「平気ですか? これで…」

栞「大丈夫ですよ、アイスクリームは好きですから」

秋子「了承して、いいのかしら…?」

続いて二番目のあゆはも家を作り始めましたが…。

秋子「あゆちゃん、この家は…」

あゆ「たい焼きっ」

なんと、どうやったのかたい焼きで家を作りました。

秋子「あゆちゃん、これでいいの?」

あゆ「平気だよっ。だってたい焼きは焼きたてが一番だからね」

秋子「…了承して、いいのかしら…?」

最後の舞は……。

秋子「これは……」

なんと、舞は築城していました。

秋子「舞…さん…?」

舞「…これなら、襲われない」

でも、まだ堀を掘っている段階。

完成はまだまだ、遠いようです。

 

★      ☆      ★

 

しかし、遂に秋子さんが危惧していた事態が訪れました。

祐一オオカミが出たのです。

祐一オオカミ(以下祐一)「こうなったら、全部食ってやる」

あゆ「うぐぅ、全部はダメ〜」

祐一「家ごと食ってやる」

あゆ「それもダメ〜」

最初は栞の所です。

祐一「さて、まずは栞の家を……って」

栞「あはは、やっぱり夏だとアイスは溶けちゃうみたいです」

祐一が壊すまでもなく、アイスの家は溶けていました。

祐一「…栞」

祐一が一歩近づく。

栞「…ダメ、ですよ」

栞「…悲鳴、あげるかもしれません」

栞「ごめんなさい…祐一さん」

脱兎のごとく、駆け出してあゆの家へと逃げ込みます。

祐一「しゃあない、次はあゆの家か……って」

あゆ「うぐぅ」

どうやら一回雨が降ったようだ。

あゆ「うぐぅ、ぐしょぐしょ…」

たい焼きの家は、雨で崩壊していた。

あゆ「うぐぅ、中までぐしょぐしょ…」

祐一「また、自滅パターンか?」

あゆ「祐一君、どうしてそんな信じられないことするんだよっ!」

祐一「オレが、何をしたっ!」

あゆ「うぐぅ…」

祐一「さて………あゆの手袋ごと食ってやるか」

あゆ「お気に入りだからダメっ…わっ」

祐一「わっ、じゃないだろ」

あゆ「だって…いきなりだったから…」

祐一「だからって、逃げるな」

あゆ「…うぐぅ…」

そのまま逃げ出してしまう、あゆ。

祐一「最後は舞か……って!」

なんと、城は完成していました。

祐一「一夜城じゃないんだから………って!」

舞「…すべてを終わらせる」

目が本気だった。

祐一「だあーっ!」

狭間から、矢が雨霰のように飛んできました。

舞「佐祐理を悲しませたら、絶対に許さないから!」

祐一「佐祐理さん、出てきてないだろっ!」

祐一「舞、やめておけ!」

舞「………」

もはや誰の声も届かない。

そしてその目に映ったのは、白く舞い降りるもの。

空高くにあった。

祐一「……!?」

舞「ざ…」

月明かりを受け、それは翻り…

舞「……せぃっ!」

ザシュゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーッッ!!

 

★      ☆      ★

 

こうして、祐一オオカミは倒され、平和が戻りました。

めでたし、めでたし。

祐一「って、俺がなにをしたーーーーーーっ!!!!!」

祐一「これで、ホントに良いのかっ!?」

秋子「了承」


KanonSSで初のギャグ系です(なぞなぞ挑戦記はあったけど)
なんとなく、3匹の子豚のイメージが出てきて、Kanonキャラ
でやってみよう………と、思ったのですが、どうだったでしょうか?
いや、最近暗いSSばっかし書いてるから、こーゆーのも書きたくなります


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