|
※ このSSは、KEY制作のKanonを元にしています。引用文・作品名・名称などの著作権はすべてKEYが所持しています。
※ あ、あとゲームやってないとたぶん、というか絶対意味不明です。ぜひ買ってプレイしましょう(18歳以上になってからね)。
あるところに秋子さん豚と三匹の子豚の姉妹が住んでいました。
秋子さん豚(以下、秋子)「にあいますか? この姿?」
栞豚(以下栞)「わ、豚さんかわいいです〜」
あゆ豚(以下あゆ)「わ、秋子さんも、栞ちゃんも可愛いよっ!」
舞豚(以下舞)「…ブタさん。」
舞「ぶー」
ある日のこと、秋子さんが子豚達にこう言いました。
秋子「みんな、もう大きくなったから、自分で、家を建てて暮らしたらどうかしら?」
舞「…嫌いじゃない」
栞「わ、一人暮らしですか?」
あゆ「うぐぅ、ご飯…」
3匹の子豚は大はしゃぎです。
栞「じゃあ、みんなで自由に家を造るというのはどうでしょう」
秋子「了承」
舞「…アリクイさんのぬいぐるみ、持っていってもいい?」
秋子「了承」
あゆ「…ご飯」
秋子「だけど、くれぐれも言っておきますけど、祐一さんに食べられないように注意するんですよ」
栞「…食べられる」
何故か、顔を赤くする栞。
秋子「…もし、祐一さんに変なことをされそうになったら、悲鳴をあげてくださいね」
あゆ「わ、変な事って……」
同じく、顔を赤くする。
舞「…ブタさん」
こっちは、変わらない。
こうして、それを聞いた子豚達はそれぞれに自分の家を建てました。
栞は力がなかった物で柔らかい物で家を造りました。
栞「出来ました」
秋子「これは…」
栞「アイスクリームで出来た家です」
何故か恍惚となる栞。
秋子「平気ですか? これで…」
栞「大丈夫ですよ、アイスクリームは好きですから」
秋子「了承して、いいのかしら…?」
続いて二番目のあゆはも家を作り始めましたが…。
秋子「あゆちゃん、この家は…」
あゆ「たい焼きっ」
なんと、どうやったのかたい焼きで家を作りました。
秋子「あゆちゃん、これでいいの?」
あゆ「平気だよっ。だってたい焼きは焼きたてが一番だからね」
秋子「…了承して、いいのかしら…?」
最後の舞は……。
秋子「これは……」
なんと、舞は築城していました。
秋子「舞…さん…?」
舞「…これなら、襲われない」
でも、まだ堀を掘っている段階。
完成はまだまだ、遠いようです。
しかし、遂に秋子さんが危惧していた事態が訪れました。
祐一オオカミが出たのです。
祐一オオカミ(以下祐一)「こうなったら、全部食ってやる」
あゆ「うぐぅ、全部はダメ〜」
祐一「家ごと食ってやる」
あゆ「それもダメ〜」
最初は栞の所です。
祐一「さて、まずは栞の家を……って」
栞「あはは、やっぱり夏だとアイスは溶けちゃうみたいです」
祐一が壊すまでもなく、アイスの家は溶けていました。
祐一「…栞」
祐一が一歩近づく。
栞「…ダメ、ですよ」
栞「…悲鳴、あげるかもしれません」
栞「ごめんなさい…祐一さん」
脱兎のごとく、駆け出してあゆの家へと逃げ込みます。
祐一「しゃあない、次はあゆの家か……って」
あゆ「うぐぅ」
どうやら一回雨が降ったようだ。
あゆ「うぐぅ、ぐしょぐしょ…」
たい焼きの家は、雨で崩壊していた。
あゆ「うぐぅ、中までぐしょぐしょ…」
祐一「また、自滅パターンか?」
あゆ「祐一君、どうしてそんな信じられないことするんだよっ!」
祐一「オレが、何をしたっ!」
あゆ「うぐぅ…」
祐一「さて………あゆの手袋ごと食ってやるか」
あゆ「お気に入りだからダメっ…わっ」
祐一「わっ、じゃないだろ」
あゆ「だって…いきなりだったから…」
祐一「だからって、逃げるな」
あゆ「…うぐぅ…」
そのまま逃げ出してしまう、あゆ。
祐一「最後は舞か……って!」
なんと、城は完成していました。
祐一「一夜城じゃないんだから………って!」
舞「…すべてを終わらせる」
目が本気だった。
祐一「だあーっ!」
狭間から、矢が雨霰のように飛んできました。
舞「佐祐理を悲しませたら、絶対に許さないから!」
祐一「佐祐理さん、出てきてないだろっ!」
祐一「舞、やめておけ!」
舞「………」
もはや誰の声も届かない。
そしてその目に映ったのは、白く舞い降りるもの。
空高くにあった。
祐一「……!?」
舞「ざ…」
月明かりを受け、それは翻り…
舞「……せぃっ!」
ザシュゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーッッ!!
こうして、祐一オオカミは倒され、平和が戻りました。
めでたし、めでたし。
祐一「って、俺がなにをしたーーーーーーっ!!!!!」
祐一「これで、ホントに良いのかっ!?」
秋子「了承」
KanonSSで初のギャグ系です(なぞなぞ挑戦記はあったけど)
なんとなく、3匹の子豚のイメージが出てきて、Kanonキャラ
でやってみよう………と、思ったのですが、どうだったでしょうか?
いや、最近暗いSSばっかし書いてるから、こーゆーのも書きたくなります