ONE SS第18章
〜人造人間2号〜

※ このSSは、Tactics制作のWin95版ソフトONE 〜輝く季節へ〜を元にしています。引用文・作品名・名称などの著作権はすべてTacticsが所持しています。

※ あ、あとゲームやってないとたぶん、意味不明です。ぜひ買ってプレイしましょう(18歳以上になってからね)




七瀬「あたしの、乙女のイメージがああっ!!!」

町中を暴れ回る、人造人間るみちゃん。

 

浩平「暴走してるな…」

長森「呑気にしてないでよっ! 七瀬さん大変だよっ!」

茜「…人造人間に対抗できるのは人造人間だけです」

浩平「おっ、なにかありそうだな」

澪『作ったの』

浩平「作った?」

茜「…『人造人間2号みさきちゃん』です」

浩平「おおっ!」

茜が白い布を取り去ると、静かに横たわっていた『みさきちゃん』の姿が現れた。

浩平「って、『るみちゃん』に全人類の技術と予算をつぎ込んだんじゃ無いのか?」

茜「…はい。ですから『みさきちゃん』は余った材料で作りました」

長森「はあっ、またここの作者はそんないい加減な設定で。…みさき先輩のファンに殺されても知らないよ」

浩平「よし、起動しよう。動力は何だ」

澪『電気なの』

そういって、電源コードを差す。………電源コード!?

浩平「って! 普通のコンセントかっ! それでどうやって戦うんだっ!」

長森「延長コード無いの?」

いや、延長コードが100本以上ないと無理だろ。

茜「…では、ガム型ニッカド電池で動かします」

澪『充電忘れたの』

なんか、凄い不安なんですけど……。

茜「…しかたありません。最終手段です」

茜はそういってなにやら大事そうな箱を開けると、そこから取り出した物は…。

浩平「ぜ、ゼンマイ!?」

ぎりぎりぎり………と、ゼンマイを巻いていく茜……うごくんかい。それで。

うぃーんん………。と、ゼンマイにあるまじき音がして動き出す『みさきちゃん』

みさき「あ、別に怪しいものじゃないよ」

浩平「………もういい。さっさと『るみちゃん』を退治してくれ。カタパルトの準備は!?」

長森「『るみちゃん』がマッハ5で走ったから、壊れちゃったよっ! 予算が無くて新しいの作れなかったしっ」

浩平「ど、どうするんだよ」

茜「…輪ゴムで飛ばします」

ご、ゴム!?

みると幾つにも繋げた輪ゴムの束を伸ばして『みさきちゃん』の腰の所に置く。

まるで、パチンコ。

澪『目標補足なの!』

モニターに映し出される『るみちゃん』。

…東京タワーに登って、火を吐いている。

お、恐ろしい。

茜「…発射します!」

手を離すと同時にすっとんでいく『みさきちゃん』

みさき「今日は言い風がふいてるね」

浩平「………もう、いい。それで『みさきちゃん』にはどんな武器が積んであるんだ?」

茜「………」

澪「………」

長森「………」

浩平「………」

茜「………」

澪「………」

長森「………」

浩平「………」

茜「………武器を積むのを忘れました」

浩平「忘れるなあああ!!!!」

澪『もうすぐ 対決なの!』

みると、『みさきちゃん』と『るみちゃん』の距離がぐんぐん迫っていく。

…100メートル。

…80メートル。

…60メートル。

…40メートル。

…20メートル。

…10メートル。

…5メートル。

…2メートル。

…1メートル。

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンッ!!

衝突………というか、命中。

みさき「ううっ、目がチカチカするよ〜」

ちなみに、『るみちゃん』は気絶してしまった。暴走は止まったようだ。

茜「…任務完了です」

浩平「それって、ただの投石機じゃねえか!!!」

茜「…そうともいいます」

浩平「別に人造人間じゃなくてもいいじゃねえか!」

茜「…そうかもしれません」

長森「でも、暴走は止まったんだし良かったよっ!」

浩平「まあ、そりゃそうだが」

 

みさき「あ、いい匂いがするよ〜」

みさき「わたし、お腹空いてたんだよ〜」

 

茜「…『みさきちゃん』暴走。町中の食べ物を食べ尽くしています」

澪『人造人間3号をつくるの』

浩平「作るなああ!」

 

 

つづかない


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