澪に対する、もっとも有効な攻撃手段。それはリボンをほどくことではないか。まえにあれほど嫌がっていたんだ。そのショックで正気に戻るかもしれない。
浩平「悪いな、澪」
ズドォオオオン!!!
急に、視界が暗転する。そして、衝撃。一体何が起こったのか分からない。
どさっ。
なぜか、空からスケッチブックが落ちてきた。しかし…………暗くて読めない。
ぽとっ。
澪もそれを察したのか、ペンライトを落としてくれた。
『あのね』
どさっ。
2冊目が落ちてくる。
『落とし穴、掘ったの』
なるほど、その穴に見事に落ちたわけか。
茜「…浩平、格好悪いです」
茜、そんな事言ってる時間があるのなら、助けてくれよ。
どさっ。
『止めなの』
どさっ。
どさっ。どさっ。
どさっ。どさっ。どさっ。どさっ。どさっ。どさっ。どさっ。どさっ。どさっ。
ぐあっ。スケッチブックで生き埋めかい!
えいえんはあるよ。
ここにあるよ。